
たくさんの花が開いたシラー・ペルビアナです。満開に近づいているようです。
星形の花がドーム状に開いた状態は、足元にプラネタリウムができたみたいです。
オオツルボの和名も持っていますが、原産地は欧州南部から北アフリカの地中海沿岸。エキゾチックなわけですね。
そういえば地中海は「星の王子さま」のサン・テグジュペリの終焉の地。第二次大戦中、自由フランス空軍に志願した彼は、1944年に地中海で行方不明になり、後に戦死と認められました。44歳でした。
星を愛した作家と星形の花は地中海でつながっていたのですね。
そんなエピソードに思いが至ると、地中海のような深い青さが、悲しみをたたえているようにも見えてきました。