
まっすぐに伸びた茎の上に赤い穂が直立していました。ケイトウの花でした。
鶏のトサカを思わせることから「鶏頭」と呼ばれ、それが花の名になっています。学名の「Celosia argentea」がギリシャ語の燃焼の意味に由来する、というのも花の姿を見れば納得ですね。
じつは原産地もアジア、アフリカの熱帯地方と推定されています。だから夏の暑さにはものすごく強い。今年の炎暑にもまったく動じない、堂々たる咲き姿です。
花と葉は食用とされたことがあり、根や茎はネズミ除けにできるとか。見事なくらい強く、役に立つ存在です。