

オシロイバナは3センチほどの小さな花。調べると意外な素顔が見えてきました。
この花には花びらがなく、花びらに見えるのはガク。その下に伸びる花筒がとても長いので、中の蜜を吸うには長い口吻(口先の突き出し)が必要。夜に咲くので、蜜を吸えるのは大型で夜行性のチョウやガとなります。日本ではスズメガがオシロイバナの吸蜜の主役だとか。
花が落ちた後には黒い種が残ります。表皮をはぎ、内側の殻を割ると白い胚乳(発芽の栄養分)が出てきます。これが「オシロイ」の名の由来。
種子には毒があるそうなのでご用心を。