
ハナを楽しむためのハナモモ。その魅力が堪能できるのが房咲きの状態です。
一輪咲きの咲き始めも可憐。冬枯れの枝先にポッとピンクの花が開いたときは、暗がりに灯かりがともされたように感じます。
それからしばらくすると、その周囲にたくさんの花が密集して「房咲き」になります。八重咲きの花は一輪でボリューム感があるのに、それがひしめき合うように咲くハナモモの房咲きは圧巻です。実を食べられないこのモモが愛されてきた理由がわかる気がします。
ピンク色の柔らかな色と形の房が枝全体に広がるときが満開のとき。春の陽ざしが待ち遠しくなりました。