
梅の花はゆっくり咲きます。
咲く時期は1月~4月にかけて。
いろいろな種類の梅がさまざまなタイミングで咲くこと。そして、開いた花が比較的長持ちすること。だから長く眺められるのですね。
咲き始めの1月は冬の只中です。
自然科学思想の五行説では冬は「玄冬」。玄=くろに染まった冬の木立の中に、小さな白い梅の花がポツポツと咲き始める。その様子は春を告げる最初のきざしに思えます。
それから本格的な春が来るまで咲き続けてくれるのですね。
ひそやかに、ゆるやかに季節の移ろいを知らせてくれます。
白い梅の花言葉は『気品』。控えめな花は、よく見るととても上品です。