
白い花がポツポツと見え始めた一週間後。ハコネウツギの木はカラフルに彩られていました。
驚くべきことにこの花はその色を変えていきます。赤い花が後から咲くのではなく、白い花がピンク、赤へと変わるのです。三色の花がまとめて観られるので「ゲンペイウツギ」「サキワケウツギ」とも呼ばれるそうです。
花言葉も「移り気」。その色香に引き寄せられたヒメハナバチが白い花にとりついていました。
「箱根空木」といいますが箱根近辺の自生は少なく、植栽されたものが多いようです。「箱根の木なんだ!」と前かがみになると、あっさり期待を裏切られるあたりも移り気だからでしょうか。