桜のつぼみ。老木に未来が芽吹く無限力。

  • 2019.03.12
桜のつぼみ。老木に未来が芽吹く無限力。

葉より先に花が咲くソメイヨシノは、花のつぼみが春の訪れを告げます。冬の間に少しずつ膨らんできたつぼみが大きくふくらみ、「いよいよか?」の状態になってから開花するまでに、半月くらいはかかります。

広がった枝の全体に一斉に花が開いた風景は「はなやか」そのもの。ついつい枝先に目をとられますが、よく見ると幹からも新しいつぼみが芽吹いています。老木といっていい風情の幹から、ポンと飛び出した小さな花の姿は可憐です。老いたものと生まれたばかりのもののコントラストが胸に響きます。

漢字の「蕾」は音読みはライ。雷のライです。稲は夏に雷の光を浴びることで実をつけるという信仰から稲の妻=いなづまになったとか。「蕾」には「一人前ではないが前途有望」の意味もありますが、それも強いエネルギーを秘めていることからきている言葉のようです。

この小さなつぼみから花が咲き、実が成り、タネを残して次の芽吹きにつなげる。つぼみは悠久の力を表しています。

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